2014
02.26

カチカチ山

チビに
「ちゃーちゃん、カチカチ山って知ってる?」
と聞かれました。

「知ってるよ」…と語り始めようとして、ふと思いました。

チビは、どんなカチカチ山を知っているんだろう。

私が知っているカチカチ山は

・タヌキがおばあさんを殺してしまう
・タヌキがおばあさんに化けて、死んだおばあさんで作ったお汁を、何も知らないお爺さんに「たぬき汁だよ」と言って食べさせる・
・おじいさんが「おいしいおいしい」と食べ終わった後に「や~~い、や~~い、婆汁を食った!!」とばらして去っていく。
・おじいさんが嘆き悲しんでいると、ウサギが「敵を打ちましょう」とタヌキへの復讐を誓う。
・ウサギがタヌキを誘って柴刈りへいく。
・ウサギがタヌキが背負っている柴に火をつける。
・タヌキがやけどで苦しんでいると、ウサギがいい薬があるとタヌキのやけどに塗る。
・薬は実は辛子で、タヌキはのたうちまわって苦しむ。
・ウサギがタヌキに「船を作って競争しよう」と提案する。
・ウサギがタヌキに「泥で作った船は丈夫だよ」と教える・
・ウサギは木で船を作る。
・競争を始める。
・泥の船は水に溶けて沈んでいく。
・おぼれて「助けてくれ」というタヌキに向かってウサギは「おばあさんの敵をとった」という。

…という風に結構残酷

最近の民話は、残酷なシーンを柔らかい表現にしているらしい。
「残酷」とされるシーンを省いたり変えてしまったりしているようです。例えば、老婆は殺されるのではなく、怪我で寝込む描写にされていたり、最後のシーンでウサギがタヌキを見殺しにせず、タヌキはとても反省しました…という終わり方にしたり。冒頭のタヌキ汁(婆汁)のくだりも、カニバリズムを連想させると省かれていることがほとんど。

他にも、例えば、はなさかじいさんは、となりの悪いお爺さんは殿様に処刑されてしまうのだけど、今の子どもたちは「悪いお爺さんはとても反省しました」と教わっているらしいし、猿蟹合戦は、サルは石臼につぶされて死んでしまうのだけれど、これも「サルは反省して逃げていきました」という終わり方だったりする。

チビが「今度図書室で借りてくるよ」というので、核になるエピソードの部分だけかいつまんで話しました。

あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。

おじいさんとおばあさんは悪いタヌキに困らされていました。
ある日、その悪いタヌキがおじいさんのいない間におばあさんを殺してしまいました。
帰ってきたおじいさんが嘆き悲しんでいると、ウサギがやってきました。
悪いタヌキがしたことを知ったウサギは、おじいさんの代わりにタヌキを懲らしめることにしました。

ウサギはタヌキを柴刈りに誘いました。
ウサギはタヌキのしょってる柴に火をつけることにしました。

チビ うわ!意地悪いね。

火打石をカチカチして火をつけていると、
タヌキが「このカチカチいう音はなんだろう?」と聞きました。
ウサギは「ここはカチカチ山だからカチカチいうんだよ」と答えました。

チビ それで、カチカチ山っていうのか。

そのうち、柴がぼうぼう燃えてきて
タヌキは「ボウボウいう音はなんだろう?」と聞きました。
ウサギは「この辺はボウボウ山だからボウボウいうんだよ」と答えました。

チビ ボウボウ山やって!カチカチ山やったンと違うんか!!

タヌキはやけどをして痛がると、ウサギは「薬だよ」って言って辛子を塗りました。
タヌキはもっと痛くなって「痛い痛い」と苦しみました。

次に、ウサギはタヌキに「船で競争しよう」と言いました。
タヌキも「そうしよう」と船を作ることにしました。
ウサギはタヌキに「泥で作った船は丈夫だよ」と教えました。

チビ ウソ教えたらあかんやんね。

で、ウサギは木で船を作って、競争を始めたら…
泥の船は水に溶けて、タヌキはしずんでしまいましたとさ。

・・・・

最後の反応が微妙です。

チビの借りてくる本はどんなストーリーになっているでしょうね?

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