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2007
09.18

手紙

Category: オススメ本
ずっと読みたいと思いつつ保留にしていた本。

手紙 (文春文庫)/東野 圭吾 (著)



強盗殺人犯の身内という立場の主人公の気持ちの移り変わりが、すぅ・・・っと心の中にしみこんできた。「世間の反応って、こんなもんだろうな・・・」とリアルに感じることもあり、状況は違っても誰の身にも起こりうることかもしれないと、ふと思うと、ズシッと胸に石が乗ったように重苦しく感じる場面も。

結局、主人公は、つらくやりきれない思いを抱えながらも、理解ある人間に出会い生活は落ち着くけれども、兄との関係は?・・・ちょっと光りがさしてくるかな?という希望を持たせる終結で、読後感がさわやかだった。

日々、ニュースを見ていると、普通に暮らしているつもりの人間が、事故や犯罪に巻き込まれることは稀ではなくなってきている世の中だなぁ・・と思う。
事故・事件に巻き込まれると、当事者だけでなく、周りを巻き込んで運命を大きく変えてしまう。
「手紙」の中では、主人公は己を見つめてかなり冷静だけど、崩れていく人が多いのが実際なのではないだろうか?

これは、映像化されているので、そっちも見てみたいと思う。
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